イベントを開催しようとしたとき、特に企業では日頃から取引のある広告代理店に発注するといったことが多いと思います。
また、その広告代理店からイベントを開催しませんか?という提案があることもよくある話です。
イベントの企画~運営まで広告代理店に丸投げできるという点ではメリットもありますが、今回は広告代理店にイベントを発注した場合のデメリットを考えていきます。
イベントの見積り金額が高くなる
まず、一番のデメリットは費用での面です。
広告代理店がイベントを請け負うと必ずと言って良いほど、下請けのイベント会社に運営を任せます。
また、広告代理店ではイベントに必要な機材を持っていませんので、こちらもレンタルまたはイベント会社へと発注します。
さらに、イベントスタッフ等も人材派遣から手配します。
要するに、広告代理店はイベントを請負はしたものの手元に道具がほぼないので、すべて下請けへとまわす事になります。
そして、その下請け会社からの見積りに自分たちの利益を上乗せし主催者に提示しているわけです。
ですので、主催者が直接イベント会社やレンタル会社に依頼した場合より、少なくとも2~3割は割高となります。
イベントの知識が無い
次に、広告代理店の担当がイベントの知識に乏しいという問題。
もちろん広告代理店の全部が全部こういった人ばかりではありません。特に大手の代理店にはイベントに精通した人も多くいますが、中にはイベントに対する知識が無いにも関わらず主催者側にイベントを開催しませんかと営業をかけてくる人もいます。
こういった人が担当者になってしまうと、当然、企画~運営まで下請けのイベント会社にそっくり丸投げです。下手するとイベント会社に「なにか良さげなイベント提案できませんか?」と話をしています。
本来、どんなイベントをしてどのような効果を求めるかを考えるのは広告代理店の役目だと思うのですが…。
そのようなイベント知識の乏しい人間が担当者になると、自ら判断できないため、準備の段階から余計な時間がかかり、さらにはイベント当日の現場においても重要な決断ができなかったりと問題が起きることがほとんどです。
イベントを得意としているか見極める
以上のようなことから、イベントを開催しようとしたとき広告代理店にお願いする前に、本当にその広告代理店がイベントに精通しているか確認しましょう。
もし、費用を安く押さえたい、広告代理店の担当者では不安だという場合は、直接イベント会社に問い合わせてみることをお勧めします。
手間は若干増えますが、主催者側で以下のようにそれぞれ専門の会社へ依頼したほうが安心です。また、告知・宣伝(チラシやテレビCMなど)の部分のみ広告代理店へお願いするという形をとっても良いとお思います。