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イベント創ろう!イベントノウハウ

イベント用テント設営のコツ

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イベント用集会テント

屋外のイベントでよく利用されるイベント用集会テントですが、組み立て方法を知っているのといないのでは、設営にかかる時間に大きな差が出ます。
建てる数が少なければゆっくりやればいいのですが、10張り、20張りと数が多い場合は相当な時間がかかります。当然、設営する人数が多ければ多いほど早く完成しますが、1張りにつき何人で設営するのが効率がいいのか、1張り組み立てに何分かかるのかなど、イベントの計画をする上でスタッフや時間を計算するときの参考になればと思います。
ちなみに、先ほどからテントを「1張り…2張り…」と書いていますが、テントを数える上での一般的な単位です。【1はり…2はり…】と数えます。
今回は、イベントで最も利用されることの多い2k×3kというサイズのテントについて見ていきます。サイズについてはステージの設営の回で説明したとおり、1k=1800mmです。2k×3kのテントは3600mm×5400mmのテントということです。集会用テントもこの規格で作られているものが大多数です。

2K×3Kテント 設営方法動画

2k×3kの大きさのテントにも製造メーカーによって組み立て方が異なります。大きく分けて【ワンタッチテント】と【分離型テント】の2種類があり、それぞれかなり設営方法が違ってきますので、それぞれの動画をご覧ください。

■分離型テント

ご覧のように、すべてのパーツを1本1本連結させて組み立てていきます。骨組みのパーツは【角脚・中脚・1.5k梁・2k梁・合掌・峰 ※呼び方は業者によって様々です】の6種類で構成されています。
分離型のメリットは、どのパーツがどの部分かを簡単に見分けることができ比較的素人にも組み立てやすく、撤収の際もパーツごと結束すればよいのでわかりやすく簡単です。また、すべてのパーツが分離しているので万が一、パーツの一部が破損してもそのパーツのみ新たに購入すればよいので安く済みます。
デメリットは、それぞれの部材を連結する分、設営に時間ががることです。また撤収の際も、6種類をそれぞれ結束するため下記のワンタッチテントに比べて時間がかかります。

■ワンタッチテント

少々分かりづらいですが、分離型と違い骨組みが画面向かって左・中央・右の3種類のみです。(正確には左右のパーツは同じなので2種類)
最大のメリットは、やはり設営時間が短くて済むということです。分離型のようにパーツの1本1本を連結するのではなく、3つのパーツを広げて繋げるだけなので作業としては非常に簡単です。
ですが、デメリットとして慣れるまでどのパーツが左右でどのパーツが真ん中のパーツなのかパッと見で分かり辛く、広げる際に手順を間違えると連結部分が逆側を向いてしまいそのたびに向きを修正しないといけない点です。同様に撤収の際も上手に折りたたまないと上手く結束できません。また、パーツがあらかじめ連結されているので1束が結構重いので手持ちで運ぶ時苦労します。

数多く建てるなら断然ワンタッチテント

上記のように分離型とワンタッチの長所短所それぞれありますが、数をたくさん立てるのであれば、やはりワンタッチ式です。
組み立てに少々コツがいりますが、1度覚えてしまえば設営時間は断然ワンタッチテントの方が早く組立て可能です。
テントを業者からレンタルしたりする場合は、分離型なのかワンタッチ式なのかを確認して借りると良いでしょう。

設営のコツ

■設営する人数
紹介した動画では4人で設営したり2人で設営していたりしますが、私がオススメするのは【テントの脚の本数÷2】の人数で1張りのテントを設営する方法です。
今回紹介した2k×3kテントは分離式もワンタッチも脚の数が6本です。ですので1張りを3人で組み立てていくのが一番効率的です。
これは動画でもわかるように、脚のパーツを起こすとき1人1本ずつ持って持ち上げるためです。
脚が6本だから6人でやった方が早いんじゃないの?と思うかもしれませんが、6人がかりでやってしまうと必ず手が空く人が出ますので、その分無駄が発生します。
1張りだけ建てるのであれば6人でやればよいのですが、5張り、10張りと数が増えれば増えるほど3人ずつのチームで組み立てていく方が効率的です。
大勢スタッフがいるのであれば、【骨組みを組み立てる班・天幕をかける班・足を起こして天幕を結束しておもりを置く班】という分に分担作業にしても良いかと思います。

■設営にかかる時間
大体の目安ですが、組み立てが初めてや不慣れな方が設営するとワンタッチ式でも分離型でも1張り約20分以上かかります。
慣れてくると分離型は1張り約15分。ワンタッチ式は10分程度で完成させることができるでしょう。
これに、設営に加わる人数を考慮して設営時間の目安を計算してください。

※今回は2k×3kのテントについてですが、当然大きさが小さくなれば設営時間も短くなり、大きくなれば設営時間が長くなります。

テント設営で注意すること

■ケガ要注意!
当然、テントのパーツは重量物なので不意に足の上に落下したりすればケガをしますし、パーツは折りたたむ構造の部分もありますので手指を挟み込んでしまう危険性もあります。
最低限手袋は着用したほうがいいです。間違っても、素手にサンダル履きで設営しないようにしてください…

■天候注意!
特に風には気を付けてください。
天幕を張った状態のテントは非常に風を受けやすく、最悪の場合吹き飛ばされます。年に何回かニュースにもなりますが、たとえ重りをつけていても、強風がくれば飛ばされます。
風が吹き出して危険かもしれないと思ったら迷わず解体するなどの決断をしてください。

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